iPhone のカメラで QRコードを認識させるには、App Store で入手できる NeoReader (無料)を入れればよい。日本を含む各国のさまざまな様式のバーコードに対応している。NeoReader を起動して、画面下の Scan ボタンをタッチすれば、iPhone のカメラからバーコードを取り込む。
ただし、iPhone のカメラは、OS 2.1現在、マクロ機能がなく、認識に失敗することが少なくない。明るい場所で、大きめのバーコードでなければダメだと思っておいたほうがよい。
iPhone 用のマクロレンズもすでに出ているので、それを使えばいいのだが、Web 上に QR コードが掲載されている場合に、それを Mac の画面から iPhone に読み取らせるのであれば、マクロレンズがなくても、ちょっとしたワザがある。
Mac の Safari などで QRコードを表示させた状態で、option+command+8 を押し、さらに option+command+= を押す。そうすると Mac OS X が備えるズームが働く。これで QRコードを拡大した状態で、iPhone の NeoReader を使えばよい。無事認識できたら、Mac でもう一度 option+command+8 を押して、ズームを切っておく。本来視力の弱い人のための機能なのだろう。Mac でのこの操作の詳細は、システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」の「視覚」タブに収められている。上記のキーは、ここに設定されているキーボードショートカットだ。
もっとも、QR コードでアクセスできるサイトの多くは携帯専用で、携帯ちまちまブラウザではなく一応フルブラウザの iPhone の Safari では、せっかくQRコードを読み取ってアクセスしても、ケータイで出直して来い、と追い返されてしまうことも多いようだ。
他方で、特に iPhone に最適化されたサイトも全世界で増殖中だ。iPhone 3G が出て、App Store が開設された7月までは、「脱獄」しない限り、iPhone や iPod touch で純正以外のアプリは使えず、Web アプリだけが頼りだった。だから雑誌やムック類の iPod touch 特集でも、さまざまな Web アプリや iPhone に最適化されたサイトが記事の中心だった。それが、App Store の開設以後は、やや日陰に追いやられてしまった感がある。でも、対応サイトは全世界で増え続けているのだ。ここでは具体的には触れないが、そのリストは、 Apple のサイトでも確認できる。しかしこの Apple のサイト自体は、不思議なことに、一向に iPhone に最適化されない。そのかわりに、iPhone 対応サイトを眺めて回るのに具合がいいのが、これも App Store で無料で手に入る “Web Apps“。iPhone は Web サイトへのリンクをホーム画面にボタンとして置いておけるし、ちょっと気の利いたサイトならこのボタン専用のアイコンを用意しているが、iPhone のホーム画面に登録できる数は限られているので、ほいほいリンクボタンを置いているとあっという間にいっぱいになってしまう。”Web Apps” は、その中に登録されているサイトなら、Web Apps 内部の My Apps に登録しておける。Web Apps で開いたサイトは、Web Apps の内部で閲覧することになる。いざというときに同じページを Safari で開く機能がないのは少し残念。