殿堂とかけて生涯ととく。そのココロは。

T さんが、他人のある書物の副題が、ある新刊案内で、まるっきり打ち間違えられたまま配信されていたことに憤慨していた。「殿堂にかけて生涯」。たしかに意味が分からん。

ぼくは謎かけみたいだなと思って、そのココロは、の先を一生懸命考えてみたんだけれど、ろくな答えが浮かばなかった。だいたい、「殿堂」「生涯」では話の広げようがない。生涯一捕手とかいいながらイロイロやっているおじさんの野球殿堂入り(ちなみに1989年)の話か。ダメだ。

音だけで考えたらどうだろう。でんどうとかけてしょうがいととく。

電動とかけて障害ととく。大昔、×沢アキが×HKの「連想ゲーム」を降板させられたときの神話的エピソードを思い出す。障害とは「しばらくお待ちください」という文字を表示して静止したテレビ画面。(そういえば、テレビのそういう場面も、まったく見なくなった。そのことの意味は、また考えて/調べてみる必要があるかもしれない。ところで、ここで言われている放送はぼくは見ていないので、本当かどうかは知らない。だから神話。)

伝導とかけて渉外ととく。渉外というのは内部と外部のインターフェースなわけで、あまり内部のことが効率良く伝導してしまってもいけないものなのかもしれない。

伝動とかけて傷害ととく。

うーん、やっぱり全然面白くならない。

でもね、「伝道にかけ生涯」ってのが、どうやら伝記かと思われるこの本の副題の正解らしいんだが、なんともベタな正解だと思う。小学生向けの偉人伝みたいだ(あ、ほんとうにそうなのかも)。それもクリスチャンの小学生限定だ。かなり絞られる。してみると、あの「誤植」は、読者の間口を広げようという書店または取り次ぎの戦略なのかもしれない。

いや、そもそもこの「正解」も現時点では推測に過ぎない。もしかしたら「伝道に欠けた障害」なのかもしれない。いや、「おでん、どう? 煮かけた生姜イイ」なのかもしれない。ますます訳が分からないが。(だいたい、なんでショウガが出てくるのだ。おでんなら辛子だろう。)

うーん、宮沢章夫さんの文章(茫然とする技術 (ちくま文庫))のうんと下手なマネみたいなブログになってしまった。近ごろとみにカタくなっている頭、相当に柔軟体操が必要だ。

コメント / トラックバック2件

  1. Tさん より:

    正解は確かにその通りなんだけど、この本は大人向けです。専門家が引用することも多いです。副題は本当にベタですね。子ども向けだったら、『パウロさん』とでもなるところでしょう。

    殿堂に欠けた生涯なら、北京五輪の野球監督物語だ。メダル逃して、殿堂入りはかなり遠のいたでしょうから。「殿堂に駆けた生涯」ならマラソン? でも、どっちも普通過ぎてやっぱりおもろない。

    じゃあ、「弁当にかけて生姜湯」かな。でも外し過ぎてて、とても書けない。ますます意味わかんねーし。

    こういうところでお遊びするセンスが書店にあれば、キリスト教の本もちっとは売れるでしょうに。

    「連想ゲーム」の事件はいわゆる都市伝説の類っぽいですね。「ロン○ールーム」の「きれいな●●たま」事件と同じような。

  2. takuya より:

    おお、Tさん、ようこそ。
    いやね、謎掛けでいい答えを思いついたらそれだけを簡潔にそちらのブログのコメントに書こうと思ったんだけれど、ろくなものを思いつかなかったので、自分のところのゴミネタに…。

    > 殿堂に欠けた生涯なら、北京五輪の野球監督物語だ。

    Hノ監督かな? あきではなくて仙一だけど。(なんのこっちゃ)

    > 子ども向けだったら、『パウロさん』とでもなるところでしょう。

    そうなのかなあ。『エジソン』『野口英世』ってタイトルの児童書はよく見るけど、『エジソンさん』『野口英世さん』って本は見ませんよ? 宗教関係は別? 『一休さん』は『一休さん』だけど。

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