iPhone 用フラッシュカード

iPhone 用のフラッシュカード(単語帳)アプリでいいものがないか、試している。

Mac 用のその手のソフトでは、以前にここで UniLingua を紹介したことがある。そのほかに、無料でありながら柔軟で美しく洗練された ProVoc というソフトがあった。いや、ある。現在でも利用可能だ。これの紹介も書こうと思っていたのだが、残念なことに、作者多忙でバージョンアップは止めてしまったらしい。この ProVoc は、iPod nano や第5世代 iPod にフラッシュカードをエクスポートすることもできた。しかし iPhone / iPod touch にはどうやら対応していない。

本来の古典的な「単語カード」がそうであったように、この手のものは、机に向かって Mac でやるよりも、iPhone やiPodを手に外出したとき、ちょっとした隙間時間に使うのがいいのかもしれない。

すでに App Store には iPhone / iPod touch 用のフラッシュカード・アプリがいくつか出ている。8月11日現在で目に留まるものとしては、以下のようなものがある。

Flash My Brain Flashcards ¥900

StudyCards ¥1200

gFlash+ 無料だがバナー広告付き

iFlipr ¥230

Lexicon ¥1200

このうち、Flash My Brain Flashcards は、iPhone 上でカードを作成することができ、iPhone だけで完結する。それ以外の多くは、開発元の Web サイトに自作問題をアップロードし、そこから iPhone にダウンロードして使う。

studycards01.jpgぼくが試してみたのは後者の一つ、StudyCards。以前に UniLingua に打ち込んであったフランス語-日本語のデータとスロヴェニア語-日本語のデータの一部をテキストファイルにエクスポートして整形し(簡単な書式が決まっている)、登録用の Web サイトに流し込んでみた。

すると WiFi でネットに繋がった iPod touch の StudyCards のリストに、自分がアップロードしたデータがすぐに現れる。これを改めて iPod にダウンロードすることになる。

StudyCards 自体は非常にシンプルなソフトで、フラッシュカードそのもの。それ以上でも以下でもない。カードの表面をダブルタップ(または下に向かってフリック)すると、カードがくるりとひっくり返るアニメがあって、裏面の答えが現れる。合っていたら右下の Correct を、間違ったら左下の Wrong を押すと、次のカードに進む。つまりできたかできなかったかは自己申告だ。

デフォルトでは欧文のフォントが “Marker Felt” (MS の Comic Sans に似たフォント)になっている。英独仏西あたりまでの言語はいいのだが、どうやらこのフォント、たとえばスロヴェニア語などの特殊文字は持っていない。そのため、スロヴェニア語特殊文字のところだけ、サンセリフ系の別のフォントになってしまい、これが少々不細工だ(日本語もそうだ)。Marker Felt のようなフォントは、一見カードに手書きっぽい雰囲気で合っているようだが、飽きもする。

フォントは、背景(デフォルトでは横罫カード)などとともに、ユーザーが変更できる。いったんホーム画面に戻って、「設定」アプリを開くと、その下の方にサードパーティ製アプリの設定へのリストがある。フォントはシンプルに Arial に変更した(しかしここに出てくる Times New Roman とか Arial って、Windows フォントではなかったっけ?)設定画面ではまた、最小最大の文字サイズ、カードをランダムに出すかどうか、カードのどちらの面を最初に提示するか(あるいはランダムにするか)、Leitner System を使うか使わないかなどの設定もできる。ライトナー・システムというのは、要するに、間違えたカードほど頻繁に現れるようにする方式だ。

機能の基本的な部分に文句はない。1200円も払ってしまったことだし、しばらくこれを使ってみようと思う。

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