iPhone がビジネスユースのほうにかなり色気を出してきたと思ったら、Mac 自体についても、同様のマーケティング攻勢を始めるようだ。まずは英語のこのページ。
New to the Mac for business users
「あとからあとから出てくるウィルスからあなたの古いシステムを守ることにうんざりしているのではありませんか?
一つのオフィスで多くのプラットフォームを統合する必要があるのではありませんか? あなたが在宅ワーカーであれ、フォーチュン500企業にお勤めであれ、Mac はあなたのビジネスのそうした問題を解決するための理想的なプラットフォームです」云々。そのまま日本語にするとちょっとクサい。
この26分のオンラインセミナーを見るには、無料だがまず登録させられる(これがマーケティング的に正しい手法かどうかは少々疑問が残る)。ブロードバンド接続と、QuickTime 7.4 以降、Java および JavaScript が必要。内容は、OS X のインターフェースへの導入、カスタマイズの方法、キーボードショートカット、既存ネットワークへの Mac の接続方法、ワークグループでのコミュニケーション、ファイル共有、プリンタ共有などについて。多分続編が用意されるのだろうが、そうとうに初歩的な感じではある。
この手の攻勢、日本語でも(上の翻訳よりは洗練された文句で)積極的にかけていってほしいものだ。もっとも、どれほど効果があるかは分からない。日本の場合、企業のボスの鶴の一声がないとこういう移行の動きは生じにくい、とだれかが書いていたのを最近読んだ。そして企業であれ、大学であれ、そういうボスの位置にいる人たちの、こういう問題に関するセンスは、概して期待できない印象がある。そういう連中にどう訴えかけていくか。
グレシャムの法則(「朱に交われば赤くなる」とか、「水は低きに流れる」などとも言う)は、きわめて民主的な日本では、残念ながら有効度が高い。
ドイツ語教師をやっているぼくは、moodle を使った自宅サーバで、授業の補助・復習のための e-learning サイトを実験的に運用している。十分に活用してくれる学生も少なくないが、いわゆるコンピュータ・リテラシーがそれ以前の段階で、少しも活用できないままの学生もいる。一つには、彼らが使っている/使わされている OS の問題でもあることは間違いない。何しろドイツ語入力ができるように設定するだけで、少々面倒だったりする OS なのだ。
そういうのを見るにつけ、各所で、人に優しい、かつインターナショナルなプラットフォームが使われるようになっていってくれれば、と思う。
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