iBook G4 ハードディスク換装

先日、自分のメインマシンである iBook G4 14inch 1.42GHz のバラしをした。なんだか二年に一度はノート型Macの解体作業をやっているような気がする。

二年前は、リュブリャーナにいたとき。前の PowerBook G4 のハードディスクがイカレて、リュブリャーナの町外れのMac専門店でハードディスクを買い、その店先でバラして取り換えたことは、当時のブログにも書いている。そのすぐ後、ドイツへの寝台列車の車中でこの PowerBook を盗まれ、同じ店でこの iBook を買うハメになったことも、そのときに書いた。

ちょうど二年使ってきたこいつが、内蔵ハードディスクが60GB。iTunes に取り込んだ音楽ファイルやら、サウンドや画像をふんだんに使った授業用の Keynote ファイルやらでぱんぱんで、空き容量が2GB程度、システムが作る一時ファイルなどのせいで、下手をすると空きは500MBくらいにまで減ってしまうこともあり、そうなると動作が遅くなったり不安定になったりした。いらないファイルを片っ端から消してみたりしたのだが、焼け石に水。購入したばかりの iPod touch にはいろいろ動画も入れたい。そのためには母艦の Mac にも余裕がないと困る。Leopard も使いたい。そのインストールにはやっぱりハードディスク容量が…。

ということで、近所の〈パソコン工房〉 なる店で120GBのハードディスクを買ってきて、取り換えてみることにした。もう一回り容量の大きなものにしたかったのだが、Ultra ATA 2.5 インチでは、店にあったのはこれが最大だった。それでも元の倍である。

少し前に iMac G5 のハードディスクも取り換えたのだが、それはネジを数本はずすだけで簡単に内部にアクセスできて、何の問題もなかった。ところがこの iBook のバラしは前の PowerBook に増して難しかった。特に底部のポリカーボネイトのカバーを外す作業。ネジだけではなく、キーボード面カバーや金属シャーシと爪で噛み合わせてぴっちり閉じられているところが多く、それを開いていくのに、下手をすると割ったり傷を付けてしまいそうで力加減が難しい。

主に参考にしたのは ifixit のサイト

上記サイトでは、 spudger と呼んでいたが、硬すぎずしかし丈夫なプラスティックのヘラを使ってこじ開けていくのがいいらしい。梅田のヨドバシで、パソコンの分解作業に使うそういうものを置いているかと訊ねたら、店員は怪訝な顔をして、ネジをはずしてずらせば開くもんですよ、と言う。そりゃ、醜いネジの頭があられもなくあちこちに露出している「PC」はそうだろう。Macのノートだということを説明するのも面倒なので、「つまりそういう工具は扱っていらっしゃらないということですね」とだけ聞き返し、然りの答えにそのまま帰ってきた。

子供の粘土細工用のプラスティックのヘラを借りた。ちょっとヤワな感じだったが、一応役に立った。いや、すんなりと行ったわけではない。バッテリーをはずし、裏カバーのバッテリーの入る部分のコーナーを外すところまではどうにかクリア。裏返しの状態でそこから右側に続けてヘラを使ってカバーを外していくのが、1回目、どうもうまくいかなくて撤退。

二日ぐらいおいて、もう一度挑戦。今度は裏カバーのバッテリーのコーナーの部分を外すのも難なくできて、あとの部分を外していくのも比較的スムーズにいった。ポリカーボネイトの弾性・剛性というのかな、が分かってきて、力加減が掴めてきたという感じ。最後の光学ドライブ側は、他の辺はすべて外した裏カバーを斜めに起こしていって、ちょっと無理やりな感じだったが、なんとか外せた。これができればあとはほとんどが普通にネジやらジャックやらを抜いていくだけの作業だ。最後の最後、ハードディスクの接続端子が参考サイトの記述とは違って、オレンジ色の帯状ケーブルではなく、直接ディスクを挿した上からグレーの小さなプラスティック部品がネジ留めされて固定されていた。

無数のネジは、外すつど、マニュアルサイトをプリントアウトしたものや、金属シールドにマスキングテープでとめていった。ほとんどは小さめのプラスドライバで事足りたが、ハードディスクの両側の金属パーツを外すにはトルクスドライバが必要だった。あとは裏ぶたの一部などに小さな六角レンチ。(そういえば、ネットで見ていたら、iBook G4 は多種類多数のネジを外していかなければならないから割り増し料金を戴くなどとほざいている分解請負業者もあった。)

無事まっさらな120GBディスクが入り、Leopard をインストール。念のため、最初にディスクユーティリティで予め初期化。Leopard のインストールが済んで、最初の起動時に、やはり〈パソコン工房〉で買った800円あまりの外付けケースに入れた元のHDからデータを移行。USBケーブルで繋いで、「移行アシスタント」にまかせておけばいいのだが、これがかなり時間がかかった。システムの各種設定と、「ホーム」フォルダの中身はこれで引き継いだが、アプリケーションは改めて一つ一つ入れていったのでさらに時間がかかった。

ともあれ、わが iBook G4 の Leopard 化はこれで完了。実はどのみち近々買い替えを考えているのだが…。

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