iPod が、いや mp3 が世に出てきたときから、何よりこれは外国語学習に使える、と思ってきた。

もともと音楽を聴いて楽しむ習慣があまりなかったからでもあるけれど、僕の mp3 プレイヤーや iPod には、いつでも音楽よりも諸外国語のサウンドデータが多く入っていたし、このブログでも iPod で外国語、という話は何度か取り上げてきた。Podcast の隆盛のおかげもあって、最近はようやく iPod で外国語を学ぶことが当たり前になってきたようだ。アップルのサイトにも、iTunes & iPodで聴くPodcast「語学学習」ガイドというページが登場している。
このページ、「英会話Podcast」と「その他外国語Podcast」のページに分かれていて、後者には独中仏西伊露語の学習向けPodcastが紹介されている。でも、とりあえずドイツ語に限って言うと、少々さびしい。
2006年5月現在そこで紹介されているドイツ語学習Podcastは2つ。
その一つ
は横浜から発信されているらしいが、余計なイントロや宣伝が多い上に、内容的にも少し首を傾げる。なにより、昨年10月に二本出ただけで、尻切れトンボに終わっている。もう一つは Deutsche Welle が流しているもの
。この4月下旬から始まったばかりのようで、毎回、一つの名詞を中心とした慣用句を主に取り上げている。何が「初級」で何が「中級」かという話になるけれど、感覚的に言えば、初級の終わりから中級にかけての「副教材」という感じか。
これだけではちと寂しい。特にドイツ語「学習向け」に作られているのではないPodcastingであれば、すでに色々出てきている。以前にもこのブログでちょっと取り上げたことがあるものも含めて、僕の目に触れた範囲でのお薦めを挙げておこう。これも感覚的に言えば、いずれも「準中級」以上向けというあたりか。
Schlaflos in München
はドイツのPodcastingの草分け。スタート当時から注目していたが、今やかなりメジャーになっているようだ。二十代後半(?)のAnik Rubensの軽いおしゃべりは、とても聴きやすい。
Die Zeit
。このドイツの有力週刊紙は、Podcasting が登場する以前の早い時期からインターネットでの音声による記事配信を意欲的に試みていた。それなりの水準の文章を、しっかりした専門家のクリアで生き生きした朗読によって聴かせるのだから、加えて無料となれば、お薦めするに値する。
NHK World Radio Japan – German News
。NHK のドイツ語ニュース。毎日きっちり10分、日本のニュースをドイツ語で流す。声がやや表情に乏しいのが惜しいところだが、日本の出来事をドイツ語でいかに語るかの参考になる。NHKの他の諸言語のニュースと違って、トランスクリプトが提供されていないようなのが、学習者用には残念。
それにしても、こういった podcasting を聴いてしまうと、日本の教科書・参考書会社が出している、台本棒読みの CD なんて聴いていられなくなってしまうのだった。