スロヴェニア・ワイン:マージョラムの香りのワイン

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写真はリュブリャーナのアパートのわが「家庭菜園」。たった半年だから、大々的に栽培するわけにもいかない。だからこれだけ。タイム (timijan)、セージ(žajbelj)、ローズマリー(rožmarin)。いずれも、ここに住みはじめた頃に、青空市場でポット苗を買ってきたもの。ずいぶんわが家の食生活に役立ってくれた。あとチャイブ (drobnjak) もあったのだが、さすがにそれは寒くなってきた頃早々に枯れてしまった。シソの種も持参して蒔いたが、かつて春からボンに住んだ時は大きく育ったけれど、こちらの秋になってからでは一向に発芽しなかった。

ところで、この家庭菜園(というか単なる植木鉢だが)にはないし、料理にもそれほど使うものではないけれど、マージョラム (majaron) も好きなハーブの一つ。その香りのワインの話。

ムシュカート Muškat というのは、すぐに分かるようにマスカット。フランスで言うミュスカテル種のこと。
ラニーナ Ranina はムシュカートの一変異種らしいが、スロヴェニア東北部からオーストリアにかけての地域固有種ということになっている。

このミュスカテル系のワインには、ものによって、マージョラムのような香りを持つものができるらしいことを、今回のスロヴェニアで初めて知った。Ranina 自体、地域が限られるのでそれほど多く売られているわけではないが、その中でも一番ありふれて手に入りやすいのがRadgonske goriceのこれ。

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2004年の辛口 (suho)。きりっとした味と、マージョラムのような甘い香りがマッチしてとてもいい。899トラル。
Ranina 種ならすべて同じような香りかというとそうではなくて、先日ためした Jeruzalem-Ormož の ranina は、リュブリャーナのワイン祭で金賞を取ったというだけあっておいしいことはおいしかったが、マージョラム的な香りはまったくなかった。

強烈なのはこれ。これは生産本数が多いようで、割合あちこちの店で見かける。

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甘口。コーペル産。なにしろ「甘いムシュカート」 sladki muškat という名前で売られているのだから、その甘さは半端ではない。その甘さに、強烈なマージョラムの香りが加わるのだから、これは「強い」。決して悪いのではない。デザートワインとしてか、これだけで味わうべきものだろう。1109トラル。

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