ヴィザ

今回、比較的長期の滞在なのに、実はヴィザを取ってきていない。

もちろん、出発前に、そのことで赤坂のスロヴェニア大使館と電話やメールでやり取りしていたのだが…。

Potni_list

やりとりの相手の新任の三等書記官(?)のポローナ・Kさんは、感じのいい人だった。が、日本語はだめ。電話に出た人の中には、日本人職員らしき人もいたが、この人はまるで仕事が分かっていないらしくて相談の相手にはならない。リュブリャーナ大学の日本語学科の卒業生には、相当デキる人もいるはずなんだが、そういう人をこういうポストに採らないんだなあ。いいのか、これで。こっちも込み入った話ができるほどスロヴェニア語はできないから、結局ポローナさんと英語でやりとり。それはまあいい。

家族のヴィザを取るだけで、(無)犯罪証明だの、婚姻証明、(こどもの)出生証明だの、やたらに色々な書類が必要だという。しかもそれを五月雨式に言ってくるんだな、あ、あれも要ります、これも要りますって。かつてドイツのヴィザを2回取ったが、そのときには、こんなに面倒ではなかったように記憶する。どうも、スロヴェニアは、EUに新規加盟して、EUの規則を一生懸命厳しい方向で拡大解釈して運用しているらしい。ここも、少し前までは、こんなにややこしいことはなかったらしいのだ。

ドイツのように関西にも領事館があったりするわけではないから、ただでさえ家族全員で雁首揃えて東京まで行かなければならない。夏前、仕事や雑用でばたばたしていたときのこと、あー、もういいや、と思ってしまった。

で、どうするかというと、3ヶ月に一度、クロアチアかどこかに出かけるのだ。お世話になるリュブリャーナ大学のB先生も、それでいいでしょう、と言われる。リュブリャーナ大学では、講義の真似事みたいなことも少しやることになっているのだが、正規の雇用関係ではないから問題あるまい、とのこと。

ポローナ・Kさんも、そうする、と伝えたら、それでいいならいいです、面倒ですみません、という感じのお返事だった。

それでこの件は落着…と思ったら、出発早々、一つ落とし穴があった。関空のチェックインのときにひっかかったのだ。チェックインカウンターの職員は、われわれの航空券がかなりの期間を置いた往復券であるにもかかわらず、パスポートにスロヴェニアのヴィザがないことに気付いた。3ヶ月以内に一度スロヴェニアから出国することを証明するようなものはあるか、などと訊いてくる。ねーよ、そんなもん。なんでここで問題にするの、と思ったが、これで問題が生じた場合、乗っけた航空会社の責任になってくるのだそうだ。どういう法によってそういうことになっているのか分からないけれど、それならば仕方がない。ということで、航空会社には責任はありませんよ、というドイツ語の文書(そういうのが用意されているのだ)にサインさせられて決着。

空港の売店で小物をいろいろ買いそろえていくつもりだったのに、搭乗時間ぎりぎりになってしまった。Schei…!!

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